009:返信メールの文章量の考え方

  • 某企業にお勤めの男性からいただいた質問メール
  • カスタマーメールコンサルタント加藤の考察
  • お客様の心情や背景を受けとめる文章がポイント!


 
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┃ 『目指せ!カスタマー・メールの達人』  No.009
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こんにちは。コラージュの加藤靖子です。

本誌の読者さんから質問メールをいただきましたので、
今回は、誌面でご質問にお答えしていきたいと思います。

それでは早速、メールをご紹介しますね。



□某企業にお勤めの男性からいただいた質問メール
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いつもメルマガを楽しく読ませていただいています。
 
毎回プリントしてファイルしていますから、将来役に立つときが
ありそうです。
 
実は、小生はひとりで自社のお客様対応を行なっているため、
返信内容に迷うことがあっても、相談する相手がおりません。
 
そこでご質問なのですが、私がいつも考えることは、返信メールの長さを
どれくらいにすればよいか、ということです。
 
読みやすく簡潔に、ということから長文メールが歓迎されないことは
わかりますが、どれくらいの長さが適当か?の目安になるような
ヒントを、教えていただけませんか。
 
勝手な質問ですが、ご返事がいただければ嬉しいです。

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■カスタマーメールコンサルタント加藤の考察
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長さについては、一概に何行程度がよい、という答えは述べづらいですね。
なぜなら、そのお客様の問い合わせ内容によって、適切な文章量が
異なるからです。

1つ言えることは、お客様が費やしてくれた文章量を「コスト」と
捉えるならば、そのコストを明らかに下回らないことです。

例えば、用件のみであれば2行程度で済むはずの内容を、
10行程度を費やして書いてくださったケースがあるとします。

2行程度でシンプルな質問1つのお客様には

「挨拶文2~3行」「回答文3~5行」「補足 2~3行」「締め文2~3行」程度
が一般的です。(補足が回答文の前に挿入される場合もあるでしょう)

同じ内容を10行程度使って丁寧に伝えてくださった方に、
「同じ文章で返答する訳にはいかないな」という感覚を持っていただけると
良いのではないかと思います。


□お客様の心情や背景を受けとめる文章がポイント!
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用件である2行以外に書かれているのは、大抵お客様の心情であったり、
その質問をする理由であったり、自分が起こした行動であったり、
メールをくださるときの「背景」が書かれていることが多いものです。
その背景を受けとめる文章を「挨拶文」と「回答文」の間に3~5行程度
書くと丁寧な印象を持っていただきやすくなると思いますよ。

質問の数が多い等、用件が複数になる場合は、回答文の文量が増えると
考えていただけるとシンプルになるでしょうか。

分量の調整については、問い合わせメールのタイプによって
様々な方法に展開していきますが、基本の考え方は同じです。
少しでも参考になりましたら嬉しいです。

また、ふと疑問に思うことなど、メールをお待ちしております!
<加藤靖子>



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