003:メール応対に欠かせない必要条件とは

  • 大切なのは「スピード」だけじゃない!?
  • 高いクオリティが維持できてこそ「プロ」
  • カスタマーメールコンサルタント加藤の考察
  • 大切なのはしっかり「読む」こと


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┏┃\/┃・━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015年02月04日
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┃ 『目指せ!カスタマー・メールの達人』  No.003
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こんにちは。カスタマーメールコンサルタントの加藤靖子です。
今日はメール応対に欠かせない必要条件についてのおはなし。
お客様がメール応対に求めるものは何なのか、みなさんと一緒に
考えていきたいと思います。

ではまず、いつものようにJUNさんの体験談からスタートです!



■大切なのは「スピード」だけじゃない!?
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「メールが多すぎて十分なメールが返せない!」と
悲鳴を上げる私たちの間で時々話題になるのは
“メールには何日以内に返事を出すのか”ということです。
提供する商品やサービスで違うでしょうし、そもそも
対応する側の人数が適正かどうかも関わってきます。

「メールなのだから、遅いことは致命的。即日返すべきだ」
という意見もあります。

“言うは易く、行なうは難し”。
クオリティの高いメールを素早く返すのは決して簡単なことでは
ないことを、誰もが感じています。
昨日いただいたメールへの反応、対照的な2通をご覧ください。

*「きのうメールで質問しましたが、まだ返事がありません。
  どうなっているのでしょう。」
*「こんな質問に、まともな返事がくることがないのは
  経験上知っていますから、こんなに早く丁寧なご返事をいただけた
  ことを、本当に驚いております。どうもありがとうございました。」

翌日を遅いと感じる人もいれば、返事がもらえたことを喜んで
くださる人もいて、まさに人生いろいろ、人もいろいろ(笑)。
とは言え、感じ方がこんなに違う人たちに返信するのが
われわれの仕事なのです。


□高いクオリティが維持できてこそ「プロ」
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内容によって返信の型(基本形)を決めて効率を上げる努力を
されている方も多いでしょう。
気を抜くと、誤字・脱字など、細部の間違いが起こりますから、
くれぐれもご注意を!
カスタマー対応のプロが出す返信メールですから、
“クオリティを高いレベルで維持しながら、数もこなし、早く送る”
ことを目指してください。

そうするうちに、上記のようなお礼のメールが届き始めます。
毎日が幸せで、仕事が楽しくなること確実です(笑)。
メールの“お師匠さん”加藤さんから、留意するポイントを
教えていただければ幸いです。<JUN>



■カスタマーメールコンサルタント加藤の考察
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まず、返信までの時間ですが、ここ数年では
「48時間以内に返信」とルールと決めている企業が多いです。
しかし、アメリカではすでにチャットでの即レスポンス、
メールでは遅くとも24時間以内の“スピード重視”志向が当たり前に
なっているようです。
日本でも今年あたりから満足に繋がるお客様応対の必要条件に
「スピード」が掲げられるようになってきました。
(ちなみに、クオリティ×スピード×コミュニケーション、
と言われています。)

もちろん、他部署への確認が必要なケースもありますので、
上記の限りではないと思います。
その場合は「確認いたしますので、○日程度お待ちいただけますでしょうか」
と、ワンクッションを入れておくと良いですね。
逆に「社内で検討したのですが」と言った内容を送る際には、
あまりにも返信が早いと“本当に検討したのか?”という疑問を
お客様が抱くことになります。

ですので、その時々「どのようにあるのがベストか」を
自分なりにでもいいので答えを持ち、1つ1つの文章や言葉に
意図を持ちながらメールを書くとクオリティアップに繋がると思います。

急いでいる際や、以前にもあった案件で過去事例からのコピペをする際、

お名前の確認はもちろん、お客様に不要な情報が入っていないかどうか

にも気をつけましょうね。


□大切なのはしっかり「読む」こと
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何がベストかを考えるには、お客様のメールを
しっかり「読む」ことが不可欠です。
クオリティについては、ここで語ると長くなりそうなので、
他の機会にします。

日経BPの連載にもたくさん書いていますので、お時間のあるときに
覗いてみてくださいね。<加藤靖子>

<日経BP>URL
→ http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130604/481883/?ST=selfup



■メールマガジン配信について
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長年カスタマーメール応対の経験を積まれたJUNさんと、
コンサルタント加藤がタッグを組んでお届けしている
「目指せ!カスタマー・メールの達人」では、
皆さまからのご要望なども募集しております。
ぜひコチラまで!→ cuscommu@collage.co.jp



■ 次号予告編
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カスタマーメールを返信するとき、自分の名前は名乗る?名乗らない?

企業側の危機管理やオペレーションの観点からみても、
その考え方はさまざま。
けれど、その前にまず考えてみてほしい大切な視点とは。。。

詳しくは次回、2月18日号にてお伝えしていきますので、
どうぞお楽しみに!



◇他の加藤靖子カスタマーメール関連記事はコチラ
→「心を掴むカスタマーメール」(日経BP ITpro連載)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130604/481883/?ST=selfup

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